
なぜ今、治療すべきなのか
~「様子を見る」が未来の身体を変えてしまう理由~
「もう少し様子を見ます。」
整骨院で仕事をしていると、この言葉を本当によく耳にします。
仕事が忙しい。
家事や育児で時間がない。
痛みも少し落ち着いてきた。
今は我慢できる。
そう考える気持ちは、とてもよく分かります。
しかし、その「様子を見る」という判断が、数か月後、数年後の身体に大きな差を生むことがあります。
患者様の多くは、
「打った。」
「ひねった。」
「ぶつけた。」
このような明らかな原因を思い当たらないまま、不調を抱えています。
だからこそ、
「自然と悪くなったのだから、そのうち自然と治るだろう。」
「これくらいなら、いつものことだから我慢できる。」
「いつも痛いから、痛くない状態が分からない。」
そのように考えてしまう方が少なくありません。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
打った。
ぶつけた。
ひねった。
このように原因がはっきりしているケガは、安静や固定によって自然に回復することもあります。
しかし、原因がはっきりしない症状ほど、私たちは注意が必要だと考えています。
身体は何の理由もなく悪くなることはありません。
必ず、そこには原因があります。
では、あなたの症状はどうでしょうか。
年々良くなっていますか。
肩が上がらなくなった。
腰が痛くて仕事にならない。
旅行を楽しめなくなった。
夜ぐっすり眠れない。
そのような変化はありませんか。
—
健康は、失って初めて気付くものです
普段、健康な時に健康のありがたさを意識する人は多くありません。
しかし、そのような状態になって初めて、
「元気に動けることは当たり前ではなかった。」
そう気付かれる方が少なくありません。
健康とは、失って初めてその価値が分かるものです。
—
本当に困っているのは症状でしょうか
肩こり。
腰痛。
首の痛み。
膝の痛み。
患者様は本当に、その症状だけで困っているのでしょうか。
仕事に集中できない。
疲れやすい。
家事が思うようにできない。
休日は身体を休めるだけで終わってしまう。
旅行や趣味を我慢している。
お孫さんを思い切り抱っこできない。
私たちが診ていると、患者様が本当に失っているものは症状だけではありません。
その症状によって失われている時間や楽しみ、そして人生そのものです。
だから若松柔整では、「症状」ではなく「人生」を診ています。
—
「時間がない」は本当でしょうか
来院を迷われる理由として最も多いのが、
「時間がない。」
というお話です。
もちろん、本当に忙しい方はたくさんいらっしゃいます。
しかし、身体の不調を我慢し続けた結果、
ぎっくり腰で仕事を休んだ。
旅行をキャンセルした。
家事ができなくなった。
休みの日は、不調で家で横になって過ごしている。
本当は出掛けたい。
本当は旅行へ行きたい。
本当は趣味を楽しみたい。
そんな患者様も、私たちは数多く見てきました。
今、30分や1時間の時間をつくることは大変かもしれません。
しかし、その時間が、これから先の何日、何週間という時間を守ることにつながる場合があります。
—
「まだ大丈夫」が一番危険です
身体は、ある日突然悪くなるわけではありません。
猫背や反り腰、スマホ首などの姿勢の変化。
偏った身体の使い方。
座りっぱなし。
同じ動作の繰り返し。
筋力の低下。
こうした小さな積み重ねによって少しずつ負担が蓄積し、最後に「症状」という形で身体がサインを出します。
つまり、症状は始まりではありません。
身体が、
「これ以上無理をしないでください。」
と教えてくれている最後のサインなのです。
だから私たちは、
「もう少し様子を見ましょう。」
ではなく、
「今の身体の状態を一緒に確認しましょう。」
というご提案をしています。
—
私たちは不安をあおりたいわけではありません
この記事を読んで、不安になった方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私たちが伝えたいのは恐怖ではありません。
後悔してほしくないのです。
整骨院には、
「もっと早く来れば良かった。」
そうおっしゃる患者様が本当にたくさんいらっしゃいます。
私たちは、その言葉を何度も聞いてきました。
だからこそ、同じ後悔をする方を一人でも減らしたい。
その思いで、このコラムを書いています。
—
今日の選択が、未来の身体をつくります
身体は人生で最も長く付き合うパートナーです。
仕事も。
家族との時間も。
趣味も。
旅行も。
健康な身体があってこそ楽しめます。
だから私たちは、
「もっと悪くなってから。」
ではなく、
「今。」
身体と向き合うことをご提案しています。
未来の自分を守れるのは、今日の自分しかいません。
—
まとめ
身体は、一日で悪くなるものではありません。
毎日の積み重ねが、未来の身体をつくります。
だからこそ、身体からの小さなサインを見逃さず、今のうちに向き合うことが大切です。
私たちがご提案しているのは、
「治療を優先してください。」
ということではありません。
「これからの人生を優先してください。」
ということです。
人生は一度しかありません。
その人生を支えるのは、健康な身体です。
だから私たちは、今できることを一緒に考え、一緒に歩んでいきたいと思っています。
それが若松柔整の考える根本改善です。
—
次回予告(第19回)
「痛みは身体からの最後の警告です」
痛みや症状は原因ではなく結果かもしれません。
次回は、なぜ同じ症状を繰り返してしまうのか。
若松柔整が考える「本当の原因」についてお伝えします。



















