「朝起きたら首が回らない」

「後ろを振り向くと激痛が走る」

「上を向けない」

「首から肩甲骨まで痛い」

このような、いわゆる「寝違え」で来院される方も少なくありません。

患者様からよく聞くのが、

「変な寝方をしたから」

「枕が合わなかったから」

という言葉です。

もちろん、睡眠中の姿勢がきっかけになることはあります。

しかし、

寝違え=寝方だけが原因

とは限りません。

臨床経験は20年以上経ちますが、お子さんの寝違えはあまり経験してません。

理由は、寝方ではなく、

生活様式

猫背やストレートネック等の姿勢

これらが起因となっているケースが多いものと考えています。

若松・みらい整骨院では、痛む首だけを見るのではなく、

「なぜ首に痛みが出ているのか」

を確認することを大切にしています。

寝違えの患者様に、いきなり患部を揉んだり、電気治療を始めることはありません。

右を向くと痛いのか。

左を向くと痛いのか。

上を向くと痛いのか。

下を向くと痛いのか。

首がどこまで動くのか、関節可動域(ROM)を確認します。

さらに、

痛みは首だけなのか。

肩や肩甲骨まで広がっているのか。

腕や手への痛み、しびれはないのか。

必要に応じて、神経や頸椎の状態、整形外科的徒手検査なども行います。

同じ「寝違え」という症状でも、身体の状態は一人ひとり違うからです。

一方で、寝違えで首だけを見るとは限りません

人間の身体をビルのような構造物に例えるなら、骨盤はその土台です。

土台となる骨盤や、それにつながる背骨のバランスが崩れることで、その影響が上半身へ及び、首やその周辺の軟部組織に負担がかかっているケースもあると私たちは考えています。

だからこそ、首だけで原因が見つからなければ、必要に応じて検査する範囲を広げていきます。

「首が痛いのに、なぜ骨盤を見るの?」

「なぜお腹周辺の筋肉を確認するの?」

と思われるかもしれません。

しかし、人間の身体は、首、背骨、骨盤がそれぞれ別々に働いているわけではありません。

若松・みらい整骨院では、

骨盤。

腸腰筋。

広背筋。

僧帽筋。

肩甲挙筋。

頸椎周辺。

など、身体のつながりまで確認しながら原因を考えます。

骨盤から首まで、身体は連動しています

私たちが臨床で経験している一つのパターンがあります。

骨盤のバランスが崩れ、骨盤を支える腸腰筋が十分に働きにくくなる。

すると、身体を支えるために広背筋などへの負担が増える。

さらに、僧帽筋や肩甲挙筋など、首・肩周辺の筋肉にも過度な緊張が生じ、頸椎周辺への負担が増える。

こうした身体全体の連鎖が、寝違えの症状に関与しているケースがあると私たちは考えています

そのため、

「首が痛いから、首だけを治療する」

とは限りません。

首を触っていないのに、首の可動域制限が改善される場合があります。

具体的には腸腰筋など首から離れた場所へアプローチしただけで、

「首が回るようになった」

「さっきより痛くない」

と変化を感じられることがあります。

そこで大切になるのが再検査です。

施術前はどこまで首が回ったのか。

施術後はどこまで動くようになったのか。

ペインスケール(痛みの度合い)はどう変化したのか。

最初と同じ動作をもう一度行い、施術前後を比較します。

首以外へのアプローチで首の症状が変わったのであれば、

変化が出た箇所が変化が出た分、症状に関与していると考えます。

その反応も、原因を考えるための大切な検査結果になります。

痛みが軽減した後も大切です

寝違えの痛みが軽減すると、

「もう大丈夫」

と思ってしまいがちです。

しかし、首の痛みだけが軽減しても、その背景にある身体のバランスや筋肉の働きに問題が残っていれば、再び首へ負担がかかる可能性があります。

その場の痛みを軽減する。

施術前後の変化を確認する。

なぜ首に負担がかかったのかを分析する。

そして必要であれば、身体全体の状態まで確認する。

若松・みらい整骨院では、この流れを大切にしています。

寝違えを繰り返している方。

首を治療しても、なかなか改善しない方。

「寝方が悪かったから仕方ない」

「首が痛いから首を揉めばいい」

と決めつけず、

一度、身体全体から原因を確認してみませんか。