
前回は、食事量や摂取エネルギーが足りていても、必要な栄養素の摂り方が偏る「質的栄養失調」についてお伝えしました。
では、
「自分の身体は、実際にどんな状態なのか?」
どうやって知れば良いのでしょうか。
私たちが大切だと考えているのは、
感覚だけで判断せず、まず自分の身体を知ることです。
体重だけでは身体の中身は分かりません
例えば、同じ身長・同じ体重でも、身体の中身まで同じとは限りません。
そこで参考になるのが体組成データです。
体重だけではなく筋肉量などを見ることで、
「単純に体重を減らせば良いのか?」
「筋肉を維持することが必要なのか?」
身体を見る視点が変わります。
ダイエットでも、ただ「何kg痩せたか」だけを見るのではなく、身体の中身を見ることが大切です。
「食べていないつもり」「食べているつもり」から抜け出す
次に確認したいのが、実際の食事です。
「そんなに食べていません」
「タンパク質は摂っています」
と思っていても、実際に食べたものを記録してみると、自分では気づかなかった偏りが見えることがあります。
だから、食べたものを記録し、食生活を見える化する。
必要に応じてAIなども活用しながら、食事量だけではなく内容や偏りを確認する。
AIを使うこと自体が目的ではありません。
感覚ではなく、実際の食生活を知ることが目的です。
健康診断や血液検査も身体を知るための情報
医療機関などで受けた健康診断や血液検査の結果も、自分の身体を知るための情報の一つです。
もちろん、私たちが検査結果から病気や栄養不足を診断するものではありません。
異常値や気になる症状については、医療機関での診察・検査が必要です。
そのうえで、すでにお持ちの健康診断や血液検査の結果を、食生活や生活習慣を振り返るための参考情報として活用する。
「検査を受けて終わり」ではなく、自分の身体について考える材料の一つにするということです。
遺伝子検査で分かるのは「傾向」
さらに、自分の身体を知る方法の一つとして遺伝子検査があります。
ただし、
「この遺伝子だから太る」
「この方法なら必ず痩せる」
と決めるものではありません。
遺伝子検査は、生まれ持った体質的な傾向を知り、食事や運動を考えるための参考情報の一つです。
現在の体組成や実際の食生活などと合わせて見ることで、自分の身体について考える材料が増えていきます。
一つの数字や検査だけで答えを出さない
大切なのは、検査をたくさん受けることではありません。
体組成。
実際の食事。
健康診断・血液検査。
必要に応じて遺伝子検査。
一つの数字だけで身体を決めつけず、いくつかの情報を重ねて見る。
そして、これまでの記事でお伝えしてきた自律神経という視点も含めて身体全体を考える。
そのうえで、
食生活を見直した方が良いのか。
運動や筋力づくりが必要なのか。
身体への施術が必要なのか。
医療機関へ相談すべきなのか。
必要なことは一人ひとり違います。
痛み・不定愁訴・不眠・疲れ・肥満――向き合っている身体は一つ
肩や腰が痛い。
疲れが抜けない。
眠りが浅い。
なんとなく調子が悪い。
体重が増えてきた。
健康診断の数値が気になる。
これらが、すべて同じ原因で起こるわけではありません。
しかし、向き合っている身体は一つです。
だから私たちは、
身体の状態を知る。
食生活を見る。
栄養状態を考える。
自律神経という視点も持つ。
そして、その人に必要なことを考える。
「整骨院は痛いところだけを治療する場所」
と思われるかもしれません。
しかし私たちが目指しているのは、その人の身体を広く見て、より健康な状態へ向かうために必要なことを一緒に考えることです。
食生活や身体づくり、不定愁訴、健康的な体重管理について考えることも、若松・みらい整骨院が大切にしている守備範囲の一つです。
※病気の診断や治療、血液検査の医学的な評価などが必要な場合には、医療機関での診察をご案内します。



















